「鬼火島殺人事件 完結編」です。

その前…
公式サイトで「重大発表」と予告されていたのって、あのクイズ?(^-^;;
映画化発表か!?…は行き過ぎた期待だったかもしれないけど、それにしたって…。
いや、きっちり応募しましたけどね。
このブログでも単独記事にして期待を煽ったりして、申し訳ない(苦笑)

<2014.08.10 10:42)>本文を一部加筆修正しました。

<追記(2014.08.16 16:10)>
第4話「鬼火島殺人事件 完結編」の視聴率は、10.2%でした。
■『HERO』第5話で21.0%に復活、『金田一』も2ケタに! 視聴率アップの“カラクリ”とは|サイゾーウーマン
</追記ここまで>
■椎名真木男
先週から散々、椎名フィーチャーしすぎだろ、と言っておいてなんですが…
真相知っていても、いざ真犯人として画面に登場すると目を惹きますね。

首吊り偽装も、ドラマで説明されちゃうと滑稽になりそうな気もしましたが案外そんなこと無かったです。
「ドラマ撮影でよくやるような手法」という説明はカットされていましたが(^-^;;
これをドラマでも言ってしまうと、それこそ森村・加藤はどうなんだって話ですしね。

ただ1つ気になったのは、CM前の登場人物リストで「DEAD」と明示したことへのフォローが無かったこと。
明示した以上、せめて「DEAD」が裏返って、実は生きていました!みたいな画面演出でもするのかな、と予想していました…。
その演出を加える為にも、犯人の正体を見せる直前にCMに行くのではなくて…
今回ばかりは、犯人の正体を見せた直後にDEADが裏返ってCMへ、「ええ!?どういうこと!?」という形の方が引っ張ることが出来たのでは。


この意外な真実に気付くまでの、金田一の推理シーンも高揚感あるBGMが効いてお気に入りです。
段々と紐解けていくと言うよりは、全ての謎が一度に氷解する感じでスピード感もありました。
読み返してみると、原作ノベルスでも「ジッチャンの名にかけて」から「謎はすべて解けた」まで10ページ未満でした。

一方で、正直なところ納得いかなかったのは…
一連の事件が、海老沢との小説をモチーフにしているということを、金田一が言い当てたのは「なんだかなー」って感じでした。
あの真相は、やはり椎名の口から吐露して欲しかった。
個人的には、この要素がこの事件で一番好きで、だから前回の感想でも「海老沢の小説」に言及していたので
些細な違いかもしれませんが、ちょっと残念でした。


■加藤賢太郎
殺される直前、わりと殊勝なキャラになっていましたね。
太々しい態度から段々と弱気になっていくのは原作でもあったのですが、それともまた違った一面を覗かせていました。

金田一の部屋に助けを求めてきたものの金田一が取り合わなかった時も、揶揄するような追い返し方じゃなかったですし。
むしろ、この場合は加藤が思い悩んでいると明らかなのに「人生最大のチャンス」発言の金田一はちょっと非道い(^-^;;

研修生らの人間関係を「院内カースト」という用語で説明したのも、ドラマでのアレンジですね。
森村・加藤・椎名・海老沢らの関係はまさしくそうだったと思うのですが…
一方で、鬼火のことを口にできなかった…という要素も絡めたのは違和感ありました。
白石は、夜中にそんな怪しい行動を取っていた川島が犯人だと思っていたのかな?


■鬼火島殺人事件
そんなワケで正直なところ、個々のアレンジは個人的にはいまひとつかな、と思う所も多かったですが…
初の前後編、面白かったです。

事件を通して被害は大きかったけれど、川島と白石の意欲が改まった…という締めも後味良かった。
「最も許し難い行為は命を奪うこと、逆に命を救う行為は尊い」という言葉を、金田一のモノローグではなく、川崎先生が言ったのも説得力がありました。


■小ネタ
新谷百合が、海老沢邦明の姉から叔母に変更されていました。
年齢差を考えると妥当な変更なのですが、なぜか「母親の妹」という表現しかされず。
「おば」さんは語感がよくないから?(^-^;;


■次回は「金田一少年の決死行」
ドラマ中盤で決死行?…と情報が出た段階から疑問符もある編成でしたが色々アレンジが多そうです。
予告編を見た限りでは、剣持警部が刺されていたり舞台が日本に移っていたり。

KREVAが松岡修治役で出演する事が音楽サイトなどでニュースになっていました。
KREVA「金田一少年の事件簿」悪役で出演 - 音楽ナタリー

こちらも前後編ということで、地獄の傀儡師・高遠遙一も再登場で、どんな形になるのか楽しみです。
小説 金田一少年の事件簿(4) (講談社漫画文庫)小説 金田一少年の事件簿(4) (講談社漫画文庫)
天樹 征丸 さとう ふみや

小説 金田一少年の事件簿(6) (講談社漫画文庫) 小説 金田一少年の事件簿(5) (講談社漫画文庫) 小説 金田一少年の事件簿(3) (講談社漫画文庫) 小説 金田一少年の事件簿(8) (講談社漫画文庫) 小説 金田一少年の事件簿(7) (講談社漫画文庫)

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