「会心のネタ」解けたような解けてないような。
週刊少年マガジン 2015年26号[2015年5月27日発売] [雑誌]

「吸血桜殺人事件」第6話

週刊少年マガジン 2015年27号

夕食の時間、皆に会話を振って探りを入れた金田一は、
なにか違和感を掴みながらも、確証を得られずにいた。
そのさなか、冬部がまたしても密室のなかで殺害される。

天樹先生がツイッターにて「会心のネタ」が入っていると予告されていた第6話です。
確かにこれは他愛もない会話すぎて、金田一の「違和感」発言がなくとも、何かある…と思わざるを得ないですね(^-^;;


■違和感の正体
夕食時、それぞれ小学生時代を振り返る会話。
一見して引っ掛かるポイントがなかったのですが、やはり気になったのは「出席番号」
たとえば“葉崎の21番”が、男女それぞれのカウントならクラス人数的に有り得ない数字なのかな…などなどと考えつつ、検索してみました。

Google:「小学校 出席番号」の検索結果
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1+%E5%87%BA%E5%B8%AD%E7%95%AA%E5%8F%B7&ie=utf-8&oe=utf-8&hl=ja

いきなり、これだ!というものが出て来てしまいました(^-^;;

曰く。
千葉県では、小中学校の出席番号が五十音順ではなく生年月日順なのだそうです。
そして今回、敷島大悟が千葉県出身であることも同時に語られていました。
出席番号という話題と千葉県出身…これは限りなく怪しいと言えそうです。

言えそうなんだけども。だから犯人なの?と言われると引っ掛かりを覚えます。
さきの検索結果を見ても、千葉県の全小中学校が生年月日順ということではなさそうだし。
仮に生年月日順だとしても、隣の席に「柴田さん」が来てもなんら不自然ではない。
殺人事件とは直結しない話題だけに、本当にこれで犯人なのか?と勘繰ってしまっています。

なんだろう、明らかにこっち方向にミスリードさせておいて、
実はもっととんでもない失言が、この会話のなかにあったりするのかな。


■第3の犠牲者・冬部
もしかしたら犯人かも、どちらにしろ生き残るかな…
なんて言っていた冬部蒼介が、またしても斧田と同じく密室のなかで殺害されました。

今回は金田一と剣持警部自らが、桜の枝にからまった鍵が本物であることを検証しているので、
斧田の時の密室よりも、より完全な密室になってしまった…と言えるかもしれません。
うーん、ますます謎が深まってきましたね。
いっそのこと、本当に冬部の自殺を疑ってしまいたくもなるレベル。

部屋から鳴っていた警報機も、死体の両脇に本体とロックピンのストラップが描かれているので、
一応、自殺の間際に出来ない作業じゃないという気もしますし。

まあ、このトリックの推理はもう少し様子を見たいと思います。


■次回
と言うことで、「会心のネタ」のそれらしい所は指摘してみたのですが、確信が持てません。
なんだか、もっと大事なところを見逃していそうな気もします(^-^;;
次回以降、トリックの謎も含めて、金田一が気付く場面にヒントを得て、改めて考えていきたいと思います。