今週で完結かな…と思ったら、違うようです。
動機もさることながら、“あの話”を抜きに完結は無いですよね。…と安心。
週刊少年マガジン 2015年32号[2015年7月8日発売] [雑誌]

「吸血桜殺人事件」第11話

週刊少年マガジン 2015年32号

葉崎栞が、兄・岳人が殺されてからの凄惨な記憶と、
その記憶が蘇り、復讐した経緯を語り、事件は解決を見た。
そして金田一は、50年前の猟奇事件の解明に臨む。

■青桐家で起きたこと
葉崎栞(青桐夏美)が、動機を語り始めます。

兄・青桐岳人が殺されて以降、体調を崩し心身不安定だった母・早苗。
自殺を懸念し、父・岳彦と夏美は、包丁を使わせないよう気を配っていた。
しかし、ある日─。包丁を台所に置いたまま、洗濯物を取り込んでいたその隙に─。
母の自殺、そして包丁を引き抜き鮮血が飛び散る光景を、その眼に焼き付けた夏美。

これらの記憶が、冬部ら3人と再会したことで鮮明に蘇ってしまった。
そして斧田から詰め寄られた時には、復讐を思いとどまる術を失っていた。

一家心中のくだりが、セリフもなく1ページでフラッシュバックのように描かれていたのが、
迫真に迫る凄惨さを物語っているように感じました。
つくづく、皮肉な出会いですよね。バイト先で再会することになるなんて。
美雪のセリフを借りると、本当に血吸い桜が呼び寄せたのではないかと思えてしまいます。

少年事件のかかえる矛盾や贖罪、冬部についてももう少し言及して欲しかったけれど…。
そう思うのは「こんな動機になるに違いない」みたいに自分が途中、妄想猛々しく語った反動かな(^-^;;


■次回、「鬼方桜柳」事件の真相
場合によっては、今週が完結かな…と思いましたが、
そうでした!肝心の50年前の猟奇事件の解決がまだでしたね…。

これこそ推理と言うよりは、予想の域を出ない考えになってしまいますが。
前々回、医学に明るい発言をした虎元勝男が、鬼方桜柳と同僚だった医師。
藍染オーナーが、事件を目撃した看護婦…といったところでしょうかね、やはり。
事件を目撃し、鬼方に殺されそうになった所を虎元が返り討ちにし殺害した、と。

と言うことで次週、「吸血桜殺人事件」の完結を待ちたいと思います。」