2ヶ月ぶりの連載再開です。
久しぶりで一連の推理記事、どうやって書いていたっけ…と忘れかけてます(^-^;;
週刊少年マガジン 2015年42号[2015年9月16日発売] [雑誌]

「なぜ暖炉は燃えていたか?」第1話

週刊少年マガジン 2015年42号

資産家の遺産相続をめぐり、花都千冬のもとに届いた脅迫状。
その犯人を探るため、いつき陽介を通じて金田一らは親睦会に参加する。
その夜─。密室のコテージで、いつき陽介が死体を発見し…。

タイル通り、どうやら今回は短編事件のようです。
同時にマガジン巻末コメントでは、次回作は長編であることも予告されています。

では第1話ということで、人物一覧を。
名前説明
野間口出版社社長、故人。多額の資産を遺す
花都 千冬野間口の愛人、遺産相続をめぐり脅迫状が届く
親睦会が開かれたコテージのオーナー
影原 夕菜野間口の隠し子だと名乗り出る
龍木 流衣野間口の姪っ子、イギリス留学から帰国
蚊山 赤彦野間口の甥っ子、放蕩三昧
五里沢 太野間口の親友

遺産相続をめぐって、欲望を隠さずあらかさまな言動を繰り広げる5人。
「私が公平に分配する」という五里沢の提案がウソくさすぎて、むしろ清々しいレベル。金田一らだけじゃなく、この5人のバーベキュー風景というのも描いて欲しかったですね…笑。

■密室殺人
事件が起こるとすれば、脅迫状を受け取った花都千冬かな、と思っていたのですが…
殺されたのは隠し子を名乗る影原夕菜でした。

いつきの元に23時に呼び出すメールが届き、1人コテージに訪れると中で倒れている姿を確認。
ドアや窓は施錠されていたため、ドアを蹴破って入ると、そこには包丁を片手に頸動脈を切った影原夕菜の姿が…。
死体の状況から、死後30分ぐらいではないかと、いつきは判断しています。

ドアや窓には鍵が掛かっており、隠れるような場所もない…
でも、やはり気になってしまうのが「暖炉」の存在。

千冬がコテージを案内する言葉や、いつきがコテージに着いた時の描写などなど…
これ見よがしに「暖炉」が強調されていましたし、
なんと言っても、タイトルが『なぜ暖炉は燃えていたか?』ですからね(^-^;;

サンタさんの如く暖炉を通って煙突から抜けられないかな?
燃えていたのは何かしらの証拠隠滅のため?…ぐらいしか今のところは思い付きませんけど。

(奇しくも金田一の次のページ…『七つの大罪』の扉絵が、煙突から逃げおおせるバンの姿だったのが可笑しかった)


引っ掛かっているのは、影原の13番コテージが「一番遠い」という描写。
まだ分からないけど、これも何か真相に関わってくるのなら、今回の親睦会を手配した千冬自身が怪しい、ってことになってくる。
目撃証人として第三者であるいつきさんを呼び寄せたけど、名探偵の孫までついてきちゃった…みたいな。
そうなると脅迫状の件は、もちろん狂言。
金田一の洞察力を持ってしても、4人のなかから「脅迫状のことを知ってる素振り」が出てくるはずもない、と。

今のところは、こんな予想で行きたいと思います。


■次号
次回はマガジン43号。連休の祝日だけど、いつも通り9月23日(水)発売です。
その前に、明日17日(木)のコミックス発売がありますね。どうせなら、今日同時発売してくれたら良かったのに…笑。