シルバーウィーク最終日に発売の今号。
コメント欄によると、連休の関係で先週土曜日にはすでに入荷・販売していた書店もあったようで。
自分のところはいつも通り、水曜日にしか買えませんでした(^-^;;
週刊少年マガジン 2015年43号[2015年9月23日発売] [雑誌]

「なぜ暖炉は燃えていたか?」第2話

週刊少年マガジン 2015年43号

密室のコテージで死んでいた影原夕菜。その状況から金田一は、
自殺ではなく殺人だと推理する。捜査に剣持警部も駆けつけ、
事件の謎に挑む…そして、謎はすべて解けた!

■登場人物
名前説明
野間口出版社社長、故人。多額の資産を遺す
花都 千冬野間口の愛人、遺産相続をめぐり脅迫状が届く
親睦会が開かれたコテージのオーナー
影原 夕菜野間口の隠し子だと名乗り出る
密室のコテージで殺される
龍木 流衣野間口の姪っ子、イギリス留学から帰国
蚊山 赤彦野間口の甥っ子、放蕩三昧
五里沢 太野間口の親友

■密室コテージの状況
うつ伏せのまま頸動脈をかっ切る死体の状況から、これは自殺ではなく殺人だと金田一。
暖炉の手前には防火ガラス扉がある。(先週から縦線入ってるなー、とは思っていたけど…笑)
暖炉の煙突は人が通れる幅ではないし、また改めて外から糸などを使って操作するトリックも不可能…と釘を刺されました。

そんな中、煙突の内蓋を閉じたまま暖炉に火をくべて煙を逆流させてしまったり、
コーヒーメーカー(サイフォン式)を見て、金田一は今回の密室トリックを閃いた様子…。
その考えのもと、現場の暖炉も調査したところで犯人の正体にも辿り着いていました。


■密室トリック
…と言うことで今回のメインたる密室トリックを考えていきたいと思います。

気になるのは、“煙突の内蓋が閉じたまま”というのが現場の13番コテージでも起こっていたのか。
もしくはあの現象はあくまで金田一の推理のヒントという位置づけなのか。

前者、13番コテージでも内蓋が閉じられていたのなら、密閉状態で部屋が熱せられていたことになるので、
空気の膨張によってドアが開かない…なんて状況が生まれていたのではないかと思ったり。
いつきが蹴破ったと思われた掛け金も、本当は元から壁から外れていて、熱膨張によってのみ閉まっていた、と。

ただ、“暖炉もいらないぐらいの気温”との温度差で、ここまでの効果が出るのかな、とか、
コテージの密閉度とか、13番コテージではなぜ煙の逆流が無かったのか、とか引っ掛かる点もありますが。
なにより、前回コメント欄でオーフェンさんより頂いた「死亡推定時刻を偽装しようとした」という推理同様、
いつきが、コテージの熱気に気付くと思いますし。うーん。

もう少し熟考します。

加えて、「煤だらけ」からなぜ犯人が絞り込めたのかも分からない(^-^;;
最初は、煤で汚れたから犯人は着替えたんだ!とか思ったけど、3人とも着替えているんですよね…笑。
唯一着替えていない花都千冬が逆に怪しい…で決めつけるワケにもいかないし。