水曜日が祝日なので、今年ラストのマガジンは火曜日発売ですよー。
週刊少年マガジン 2016年4・5号[2015年12月22日発売] [雑誌]

「人形島殺人事件」第10話

週刊少年マガジン 2016年4-5合併号

金田一は、ペルソナドールの正体が朱鷺田忍 1人であり、
被害者もまた実は彼女1人だけだったことを解き明かす。
そして事件を仕組んだ真犯人「祟り人形」の正体は─。

■登場人物
名前説明
朱鷺田 忍不動高校 社会科教師
祖母の遺品の人形から出てきた暗号の解読を金田一に頼む
火吐潟島には遅れるようで、まだ到着していない
“紅小路巴”として、その生首が発見される
以前、「時田朋江」としても活動していた
林堂 まこと火吐潟島に住む、金田一・美雪の幼稚園の幼馴染み
男、人形荘の若旦那、12年前の事件を金田一に話す
林堂 みずほまことの母、人形荘の女将
12年前、まゆみを轢いた男の名前を金田一に話す
蟻塚 至人形荘の番頭、12年前の事件について口止めされる
紅小路 巴覆面作家「ペルソナドール」の1人、日本人形の仮面
殺害され、頭部だけが発見される。その素顔は朱鷺田だった。
鈴丘 魔矢子覆面作家「ペルソナドール」の1人、フランス人形の仮面
殺害され、下半身部分だけが発見される
漢田 切裏子覆面作家「ペルソナドール」の1人、道化人形の仮面
殺害され、胴体部分だけが発見される
星坂 花梨「月刊クイーン」記者、いつきとともにペルソナドールを取材
雨野 影近人形供養祭 参加者、亡き恋人のフランス人形を供養
詩村 瞳人形供養祭 参加者、祖父が遺したくまのぬいぐるみを供養
赤神 双一郎人形供養祭 参加者、一刀彫りの人形を供養
田中 豪人形供養祭 参加者、殺された母の日本人形を供養
母を殺した男が、剣持がかつて逮捕した男だった
“時田朋江”の小説が、母を殺した男をモチーフにした内容だった
その男は、林堂まゆみを轢き殺した男と同一人物だった

混迷を極めた事件、いよいよ解決編のスタートです。
では見ていきましょう。


■ペルソナドールも被害者も朱鷺田忍1人
まずは予想通りだった点。
この事件最大の焦点でしたが、逆に違うのでは…という考えも過ぎりましたが、大方の予想のうちに落ち着いた、と言えるかな。

先週の「朱鷺田が鈴丘と漢田を殺すための計画」という言い回しも、やはり喩えでした。
まあ先週の時点では引きを作らないといけないという漫画の宿命とは言え、人騒がせな言い回しでした(^-^;;


■漢田・鈴丘を演じていたのは
ペルソナドールが実は1人だったのならば、ほか2人のなかに入っていたのは誰なのか。
暗に「エキストラ」と切って捨てていいものか疑問が残っていた部分でしたが…

うーん、「帰国直前の外国人アルバイト」ねえ…。

「雪鬼伝説殺人事件」でも偽装コテージを建てたのが「足のつかない外国人」の一言で説明されて、
今でも物議を醸しているとコメント欄でも頂きましたが、本当にまたその再現になってしまうとは…。
正直、ちょっと納得いかないですね。

特に事件前、取材のたびに怪しい外国人を連れてくるよりも
正式にエキストラ立てて、守秘義務契約でも交わした方がよっぽど確実だと思うんですけどね…苦笑。
事件にしたって朱鷺田の計画ではお芝居なのだし、特段にやましい事ではないはずだし。


そのお芝居計画としては、殺されるのではなく「忽然と消える」予定だった…と言うのは、
先週のコメント欄で自分も言ってみて、即座に反対コメントを頂いていた予想でした。
いや、当てつけじゃなくて(^-^;; 、その反対コメントに一理あって、
そのまま拝借すると、だったら首代胴玄の言い伝えがある火吐潟島を舞台にする必要性が無いですよね、と。

ここら辺も含めて、朱鷺田がどういう計画を持っていたのかはスッキリしないところですね。
あくまで金田一としても想像の域を出ない部分だと擁護できなくもないけど、うーん…。


■犯人は紅小路巴のフリをしていた
そして意外だったのが、この部分。

ペルソナドールの実体が朱鷺田忍1人なのだったら、
紅小路巴の中だと固執する必要はなく(実際、取材に応じて交代していた)、
今回は漢田切裏子の中に入っていたものとばかり考えていました。

引き続き真犯人の正体は「星坂花梨」だと推した上で読み返すと、
確かに事件発生後には、星坂と紅小路が同時に登場するような干渉はありませんでした。
描かれていないところまで憂慮するのは野暮なので、綱渡りのタイミングながら1人2役は成立できた、って所かな。

今回の金田一の推理を見ていると、
星坂は、“朱鷺田の計画”には関与していなかったような言い回しをしているので、
朱鷺田が紅小路の中に入ること、1人目の被害者役が漢田であることは動かせなかったのでしょうね。

で、これによって改めて、
犯人の皮膚や唾液が付着した紅小路巴の仮面が物的証拠として効いてきそう。
(よくよく考えると、朱鷺田が漢田の中に入っていたら、これが成立しなかった…)


■次回
次号は新年1月6日(水)発売です。

真犯人「祟り人形」の正体と人形供養祭でのアリバイトリックの解明まで描かれるかな。
まだ動機が全然見えないので、そちらも気になるところ。