「雪鬼伝説」佳境のファイル3。
今回の後半パートから解決編に突入しました。

鯖木が棺から消失したトリックを解明し、そしていよいよ真犯人の正体…
雪鬼の仮面が外されようかという、原作より更に真に迫ったタイミングでの「次回へ」が心憎い…笑。
こんな際どいタイミングの引きが作れるのも、ファイル4を待たずに解決編に入るメリットですね。


そして今回は気になる変更点がいくつか…。

今作の解決編は、犯人を罠に掛けた、いわゆるネズミ取り式で段々と犯人以外の第三者の顔が明らかになっていきます。
原作では椿原紅湖、影平文芽に続いて顔を現したのが柊森一郎だったのですが。
アニメでは斧寺空美になっていました。柊の相づちセリフも彼女が言う形に。

なんでキャラを代える必要があったのかなあ…と考えたのですが、アレですね…

オープニング映像と次回予告で、犯人の過去の姿が描かれているからなんだと気付きました。
特に今回で雪原さやかのかつての姿も登場し、その彼女と一緒に居る人物となると犯人しかいないので
イコール犯人は男に違いない…という塩梅で、斧寺を先に容疑から解放した、と。

ってことで堂々と犯人の姿が映っているのに、それで特定は難しい…という
アニメ版のみの視聴者に対しては、なかなか面白い趣向になってますね。さすがに年齢的に松島田シェフを疑う人は居ないと思うけど…笑。


棺桶トリックの解説が回想シーンになっていたのも、さり気ないけど良いアレンジだったと思います。
原作だと椿原の部屋で雪鬼姿の真犯人を捕らえて、その格好のままトリックを検証した山小屋へとのこのこ連れて行ったの…って感じだったので。
トリック解説は美雪と一緒に仕掛けを発見した場面を再利用しつつ、推理披露は椿原の部屋で完結させておくのは妥当なフォローだと感じました(^-^;;


変更点と言えば、雲沢夏樹の部屋で発見する物も変更されていました。
それどころか異変に気付いたのが金田一ではなく美雪という、珍しい展開になってました。
本来のコンタクトレンズのままではダメだった理由があるのかな。
ここら辺は次回、雲沢殺害トリックが明かされる際に気付くものがあるかな。

と言うことで次回、いよいよ「雪鬼伝説殺人事件」完結です。
雲沢殺害トリックがどう描かれるのかが楽しみなところ。