3月30日(水)発売の少年マガジンにて「黒霊ホテル殺人事件」が完結しました。

このブログでは「人形島殺人事件」を機に一旦、推理記事をお休みしていましたが…
ここに来て肝心の連載も、今回の「黒霊ホテル殺人事件」をもって一時休載ということで、ちょっと感想と言うか雑談をつれづれ書きたいと思います。
今回の「黒霊ホテル殺人事件」と前回「ソムリエ明智健悟の事件簿」。
1人で推理してみたい…と言ってましたが、自分の場合、「ブログに書く」という事とセットでないと無理なのか、結局ほとんど推理せずに読んでいました。

そして、この読み方もそれはそれで新鮮な驚きで面白かったです。
もう分かりやすいぐらい志月豹馬の態度にコロッと騙されてみたり、トリック1つ1つに素直に感嘆したり。
読みが浅い分、完結後に読み直した時に気付くヒントが多かったり。

そもそも自分にとって『金田一』が好きになった原体験って…
推理する楽しさよりも、解決編で明かされるトリックに驚かされたり、騙される快感にあったよなあ…と
そういう所を思い出しながら読んでいました。
なんか元も子もない気もするけど、初心に返って、こんな読み方もオススメですよ(^-^;;

…と言うことで連載中には幾つか推理コメントも頂いていましたが、返信を差し上げられず申し訳ありませんでした。


あらためて「黒霊ホテル殺人事件」…
速水玲香が登場する事件としては「錬金術殺人事件」以来になります。
美雪とのヤキモチ合戦もいつも通り。ロケ現場での行動として、玲香の振る舞いはアイドルとしての自覚あるのかな、アレ(^-^;;
そんな両手に花の状況を「マーベラス」と表現したり…金田一視点の思惑が挟まれるのもちょっと新鮮だった。

玲香で言えば、今回はマネージャーが悪い人じゃなくて良かったです。
過去、犯人だったり被害者だったり、あんまりロクな人が居たイメージがなかったので…笑。


ただ、やはりどうしても終わり方が性急だったなー、というのが正直な感想。
巻末コメントでの唐突な告知と相まって、なんかワケありで急遽コミックスにもちょうど収まる話数で幕を締めた…と感じるのは邪推かな。
まさかTVアニメと同じ週に完結することになるとは思いませんでした。

と言うことで「黒霊ホテル殺人事件」は全6話にて完結となりました。
第1作で大増ページだった「オペラ座館殺人事件」を除けば、初めての6話構成の事件です。
これは長編なの?短編なの?
微妙なところに収まりましたね(^-^;;
まあ被害者が2人というところも勘案して、全事件リストの方では長編に分類しようと思います。

「しばらく休載」と宣言された時は、もっと長期的か中断なのかな…と思っていたけど、
今のところは6月には再開されるみたいなので、気ままに新作シリーズの連載を待ちたいと思います。